小学生と幼稚園児の二児の母です。

 

育児は楽しいことばかりではなく、大変なこともありますよね。

 

愛しい我が子だからそれも乗り越えられるのですが、

今まで二人を育てて来た中で唯一私が

「もうどうしたらいいのかわからない」

とまで追い込まれたことがありました。

それは「赤ちゃん返り」です。

二人目を授かった時に、一番心配だったのがやはり長男の育児。

 

つわりもありましたし、食事や遊び相手などうまくできるかなと。

 

しかし赤ちゃん返りはよく耳にしていましたが、

当時長男は五歳になっており五年間両親でたっぷりと

愛情をかけて育ててきたという自負もありましたし、

とても優しく穏やかな子なのできっと赤ちゃんを喜んで迎えてくれるだろうと

勝手に思っていたのです。

 

今考えればとても甘く、勝手すぎる思い込みでした。

最初の頃こそ息子も兄弟が出来ると喜んでいましたが、

変化があったのはもうお腹もだいぶ目立つようになった

8ヶ月くらいの時でしょうか。

 

はじめは幼稚園バスがお迎えに来る5分前に必ず

「やっぱりトイレ行きたい」というように。

 

焦って家に連れて帰りトイレに行きバスに乗せるということが

3日ほど続きました。

 

それでもその時までは泣かずに行ってくれていたんですが、

その後はもう起きた瞬間から「お腹いたい、具合悪い」でした。

 

一応熱を計ったり、お腹壊してないか調べても病気の様子はなし。

 

でも無理にでもバスに連れていけば

地面にくっついているんじゃないかという位の拒否ぶり。

 

ママといたいよー!行きたくないよー!

という息子の涙の絶叫がチクリチクリと胸に刺さりました。

 

今思えばそんな無理やり行かせなくてとも思いますが、

幼稚園の先生に相談した時に、幼稚園では楽しそうにしている事や

一度休ませると休みグセがつきますからとアドバイスをいただき、

とりあえず行かせなきゃという考えしか頭になかったんだと思います。

 

当時はお互いに頑固になっていて幼稚園まで

引っ張って行ったこともありました。

 

時折私の愛情が足りてなかったのかと悩んでみたり、

二人だけで息子の好きなところに連れて行ったりと。

 

でも結局生まれるまで続きましたね。

下の子が生まれた時、一番に見たかったのは息子の顔。

 

最初は複雑な表情でしたが、小さな手を握ったときぽつりと「可愛い」と。

 

その後病室から帰る息子が

「ママまたね。」

と笑顔で帰って行ったことが嬉しく、忘れられません。

 

あの時間はなんだったのかというほど、

ピタッとなくなった赤ちゃん返りでしたが、

息子曰くママはママのままだから良かったとの事。

 

拙い言葉ですが、その一言でそっか、

そんな不安があったんだねと納得しました。

 

今では妹が幼稚園行きたくないとごねると、

「行ったら楽しいって」

と諭してくれる頼もしい息子に成長してくれました。

 

これからどんな育児の問題が出てくるのかわかりませんし、

もしかしたら赤ちゃん返りなんて可愛いもんだったねと

思うこともあるでしょう。

 

しかしこの出来事は一生忘れられない、

私を母親として一つ成長させてくれたものだったと思います。